SWORD HEART  ~一瞬を生きる剣~


「へぇ~、反射神経はいいんだね」


さっきの一本の木から、翔真たちの前に降りてきたのは…一人の男。


しかも、その男は顔の縦半分を白いマスクで覆っている。


「お前…何者だよ!?」


「……よせ、構うな。奴は狩人だ」
 

肩の傷を押さえながら、翔真の前に立つ紫月。


「こいつが…母さんを…」


「あぁ。…多分な」


「あらぁ~。あの巫女さんのむすこさんだったのかぁー」


「あ?」


「お母さん大変でしょ?ごめんねぇー」


「テメェ…ッ…!!」