SWORD HEART  ~一瞬を生きる剣~


「どうしたんだよ、急に…って、どこ行くんだよ!?」


しゃがんでいたはずの紫月は、いつの間にか病院の出口へと走っている。


「ったく…!!訳わかんねぇよ!!」


翔真は何も分からないまま、紫月の後を追いかけた。






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病院を出て街中をぬけ、10分走り続けた後。



「ちょっ…待てって!!おい!!紫月!!」


やっぱり女子とは思えないくらいの速さで走っていく紫月に、なんとかついて行く翔真。