SWORD HEART  ~一瞬を生きる剣~



「…狩人のせいだ」


「えっ…?」


店長から目を離し、声がした方を向くと、腕を組んで考え込んでいる紫月がいた。


「なっ…!?お前、いつの間に…」


と言いかけて、翔真はハッとした。


目の前にいる152cmの女は、コスプレのような格好をしている。


さらに、瞳の色は鮮やかな青。


…明らかに変質者だ。


そっと店長の方を見てみると、不思議そうな顔をして、こっちをじっと見ている。


(これは、さすがにマズイだろ…!!)


「…翔真くん…?誰に話してるの?」

「え…?」