「なぁ、どうしたんだよ!?母さんが…」 「お、落ち着いて、翔真くん…」 なだめるように、翔真の肩に手を置く店長。 「実は…私にも分からないんだ…」 「え…?」 分からないって…。 「どういうことだよ…!?」 「なんの前触れもなく、急に倒れたんだ…。特に変わったこともなかったし、体調が悪いとも言ってなかったのに…」 確かに、朝も美弥子は普通に朝食をとり、元気に家を出て行った。 「じゃあなんで…」