「なぁなぁ!!俺もついていっていい?」
「別にいいけど…。面白いもんは何もねぇぞ?」
「おう!」
さすが万年暇人の爽太だ。
まぁ、別に隠すものでもないから、ついてきても問題ないが。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「おーい、しょうまぁー…。何でこんな気味悪い所に行くんだよー…」
上り坂の細い道へ入るところで、愚痴を吐く爽太。
翔真は連れてこなきゃよかったと後悔したが、今さら帰れとも言えない。
「用があるからだ。…ついたぞ」
腰ほどの高さの祠を前にする。
「なぁ…これさ、どう思う?」
何気なく隣に並んで立っている爽太に聞く。


