やがて、社の光が消えて再び辺りが暗くなった。
目を閉じていた女は、ゆっくりと目を開ける。
身長は約152cm、見た感じ15歳くらい、黒髪をポニーテールに束ねている、瞳の色は…青。
…というのが、今翔真が分かることだ。
「お前…誰だ?」
まっすぐに女のほうを見て、問いかける。
「貴様…私が見えるのか?」
静かに、でも驚いたように言った女。
「見えるのかって…普通に見えるけど…」
「…対人間の結界も崩れてないが…なぜだ」
「は?な、何だよ結界って…。っていうか、その姿…コスプレか?」
「貴様には関係ない」
ピシャッと言われた翔真。


