雪乃の体中には、切り傷や痣がたくさんある。
きっとヒドイ扱いをされていたのだろう。
息も絶え絶えだ。
「さっ、行こう!雪乃!」
雪乃の腕を肩にまわし、立たせ、歩き始める。
「ねぇ…紫月。どうして助けに来たの?」
「え……?」
どうして助けに来たって…。
「…仲間だからだよ!!」
「仲間…ね…」
切なそうに耳元で呟く雪乃。
(…!?)
突然、背筋が凍るような冷気が、雪乃の方から感じる。
「…雪乃?」
顔を覗きこむが、雪乃の目からは光は消えていた。
「あんたなんか、仲間じゃない」
「…え……?」
そのとき、
ザクッ!!!


