「えっ……なに……それ…………」
聞きたいことがありすぎて、返せるのは同じような言葉ばかり。
そんな私を見て、沙耶がまたニコリと笑った。
「保健室で九条くんの話聞いてたら、これはもう私が1発やってやるしかないかなーなんて」
えっと…………?
沙耶が私を羨ましいと言ったところまではちゃんと理解できたつもりだ。
沙耶は大翔を好きで、大翔は私が好きだった。
つまり、沙耶の嫉妬の理由はここにある。
じゃあ沙耶が私を嫌いなんて言ったのはどうして?
どうやら私がずっと嫌いだったわけではないらしい。
それは嬉しいし、親友って言葉を信じててよかったんだ。
それじゃあ…………。
「………ーーーなんで私に嫌いなんて嘘をついたりしたの?」
あんなに辛かったのに。
どうして。



