今まで幸せしか知らなかった。
些細なことで喧嘩をすることだってたくさんあったし。
何日も口を聞かなかったことだって少なくない。
だけどそれはたとえ喧嘩をしていても、相手を、沙耶を信じていたから。
固い絆で結ばれた私たちの友情は消えることはないと思っていた。
「ほんと、そんなはずなかったのにね……」
そう思っていたのは私だけ。
沙耶は違った。
ねぇ、いつから本当のこと言わなくなったの?
もっと早く教えてくれてもよかったのに。
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