「幼なじみなんだから、守るのは当然だろ?」


考える事は一緒なのに、恋心はすれ違う。


難しい。



恋って、こんなに複雑だったんだ。


初めて知った恋心。


恋を知らなかった私にとっては、何もかもが初めてで。


この苦しさを乗り越えた先に、きっと答えはあるんだろう。




「ありがとう……」



恋人にはなれなかったけど、大翔はかけがえのない、大切な人。


何十年経ったって、この想いは変わらない。