「てめぇ!澪に気安く触んじゃねぇよ!!!」 「うわっ……!」 唇まであと数センチというところで、ドスンッと鈍い音が耳まで通った。 この、声って………。 「わっ!」 目を開けて確認しようと思ったのに、視界が急に真っ暗になる。 優しい温もりを感じた。 「………次に澪に手ぇ出したらぶっ殺す!!!」 表情は見えていないけど、きっと物凄く睨んでるんだと思う。 声が耳にかなり響く。