僕等はまだ恋を知らない



言い訳に言い訳を重ねて、これ以上ドキドキするなと胸に刻む。


しかし、そんな決意もすぐに砕け散った。



九条くんの側に行ったのはやっぱり間違いだったみたい。


だって……………。





「俺、澪のその髪型結構好きなんだよな」




「え……」




なんて酷い不意打ちをするんだこの人は。


今まで一度だってそんなの言ったことなかったじゃない…………。