僕等はまだ恋を知らない



「告白なわけ……ないじゃん……」


途端に恥ずかしくなって、ふいっと顔を背けた。


今度は私が照れてしまう。

もう、顔熱いや。


自分の頬に手を当てている間に、九条くんが一息吐いたのが聞こえた。







「なんだ……告白だったらよかったのに」







そう言って、たぶん九条くんは笑ったんだと思う。