「コーカソイドとかいう白人の遺伝子を受け継いだらしい」 どっかで聞いたことがある単語だ。 世界史の授業とかで聞いたのかもしれない。 「その遺伝を受け継いだやつはほんの一握りしかいなくて、俺のまわりでは家族だけだった」 「へぇー、そうなんだ」 初めて聞く不思議な話に、なんだか心がワクワクする。 「この無駄に明るい髪も、肌も、そのせい」 サラサラの髪の毛をいじりながら「変な色だよな」と九条くんは笑う。 そんなこと、ないのに。