「よしっ、そろそろ教室戻ろうか」



「そうだなー」


「澪、行くよ」



「3人とも!待って!」



まだ何もわからない。


4人でいるこの空間を壊したくないという想いが強い。




手招きをする沙耶の手をぎゅっと握りしめて、悩みの種を吹き飛ばした。



私は何も言わないから。





しばらくは、このままでーーー………………。