ギィっと軋む音とともに、冷たい空気が私を包む。

心地いい、はずだった。

今日はなんだかこの場所もつまらない。

金魚に餌をやりにいくと、ぷかりと横になって浮いていた。

死んだ。

私もいつかは死ぬのだろう。

その時、誰が気づいてくれるのだろう。

誰が探してくれるのだろう。

きっと、誰も気づかない。

誰も悲しんでやくれない。

それもいいかもしれない、誰も悲しまないのなら。