黒狼と猫の総長様





いつの間にしわが寄っていたのか、琉が私の眉間を抑えながらそう言った。





『……そう?』




『うん』





『……なら、諦める』





そう言った私に抱きついてくる琉を受け止める。





『『あー!!


琉!

また抜け駆け!』』




そう言って右と左に愛哉と愛斗がくっつく。





『…暑い』





いくら、ここが倉庫で冷房がかかっていようと、こんなにひっつかれていたら暑い。






『『良いじゃん!』』





声を揃える愛哉と愛斗。






『……勝ってにやって』




2人の可愛さに負けて、折れる。




私の言葉に顔を輝かせた2人と琉は、私に抱きつく力を強める。




『……っ』




あまりの強さに顔を歪めた時、3人のあたまに雷が落ちた。




『玲さん困ってますよ』





『……離れろ』





雷の原因は、黒いオーラを放つ翔と、黒い笑みを浮かべる壮一だった。