黒狼と猫の総長様






そんな私に、1人近づいてくる。




『玲彩さんは、総長達を、弄びませんよね?』





そう言って私を見据える男を見て、笑う。





『さぁ、ね?』




『なっ!』




『だって、少しは弄らないと楽しくないもの。



私、良い子じゃないからさ』





そう言って笑うと、翔に頭を叩かれる。




『……なに?』




翔を睨みつけ、頭を押さえる。




『……殴られたいの?』




そう言って睨みつける私に警戒したのか、周りの下っ端? 君達が、私に向かって構える。





『……どーゆ状況』



『お前が俺を殴ろうとしたから、こいつらがお前から俺を守ろうとしてる状況』





『……何、それ。


先に手、出したのそっちだし。
……それと!』




そこまでいって近くにいた人に近寄る。




『重心、右に倒れすぎ。


それじゃ、左への移動が遅くなる』




そう言って体を少し左に傾ける。




『で、君は体引きすぎ。
殴るときに、力でないよ』



そう言って、体を前に少し倒す。




『……え?』





ぽかーんとした顔をしながら呆然と私の指示に従う周りの人たち。