黒狼と猫の総長様





『女、がいる!!!!』





すると、なぜかそう騒がれた。




……ここ、何。




女人禁制????




なら、先に言ってもらわないと。





私、恥ずかしい思いするじゃない。







『こいつは、今日から仲間になるやつだ』






その言葉とともに、両手が解放される。




挨拶ってこと? だよね?





『……こんにちは。




私、は、皆さんご存知の、黒羽玲彩です』






名前を述べた瞬間、倉庫内がざわつく。




中にはやっぱり、あの噂のことで私の文句を言う人もちらほら。






……初めて、私についているあだ名を恨んだ。





これまで興味を示さなかったあだ名を。






『お前ら……』





何かを言おうとする翔に、手で制止をする。



『……殴ってくれても構いません。
何を、言ってくれても構いません。



ですが、噂だけに左右されないで下さい。
私、は、誰とも、遊んだことなんてありませんから』





周りないる人たちに笑ってそれだけ言うと、頭を深くさげる。