黒狼と猫の総長様





思い出しながら壮一を見ると、本人は何もわからずに首をかしげる。





わからないでいい。




逆に、わかったら怖いし。





『『レーちゃんなら、きっと、大丈夫だよ!』』





愛哉が右手を、愛斗が左手を握りしめる。






『……沢山いる?』





『そうでもねぇ。



60人くらいだ』




……結構、多いのね。





一度は各深呼吸して、倉庫の扉を見つめる。




後戻りできない。



ここを開ければ、私は、夜猫の仲間になる。





黒羽玲彩として、認めてもらうまで。





がんばらないと。






そう決意したのと同時に、翔が倉庫に入る。



私も、それに続いて、愛哉と愛斗に引っ張られるようにして中に入る。





『こんにちは!!!!』





みんなが入った瞬間、大勢の男達の声が揃って挨拶される。





『こ、こんに、ちは』





みんな返さなかったから、一応返しておく。