黒狼と猫の総長様





そう言って笑う翔に、思わず頷きそうになるのを抑え、くびを横に振る。




『そうか』





『……いいの』





『別に、気にするな。



すまなくても、姫になる時点で、お前は仲間なんだから』





そう言って不敵に笑った翔を見て、胸が一瞬高鳴った気がしたのは。





きっと、気のせい、だろう。






『壮一、部屋の準備』





『既にしてありますよ、昨日』






そう言ってメガネを押し上げる壮一を見て、バレないように舌を巻く。




流石だ。





夜猫、副総長。





やる事が早いし、予測ができる。





私に、賭けで勝ったくらいだしね。





……あれは反則だったけど。