黒狼と猫の総長様





『そんなの、私に、関係ありません』






『あんたの親、潰すわよ!?!?』





『私に親はいません』





潰されるものがない私にとって、その脅しは怖くも何ともない。





『……ちっ



席に戻りなさい!』







盛大な舌打ちをした後そう命令する先生の言うことを、素直に聞いて座る。






あんな人間、逆撫でするだけ無駄。




それを、私は知ってるから。





『……自習にします!』




顔を赤くして私を睨みつけた先生は、勢いよく扉を開けてでていった。






……面倒なことにならなければ良いけど。




去っていった教室の扉を見つめながら、それだけ考えていた。