『何で解けたのよ!?!?』
ヒステリックに叫ぶ先生を冷めた目で見つめる。
『な、何よ、その目!!!!
私にそんな目を向けるなんて、生意気だわ!』
……煩い声。
私の嫌いな、人間。
自分が偉いとでも、思ってるの?
小さい世界しか見えていないくせに、何でも知ってる顔をして。
我が物顔で、威張る人間。
この先生、あっち側の人間なんだ。
『私ね、柴咲財閥なのよ!?』
ああ、ヤッパリ。
財閥の、人間。
欲にまみれた、汚い、人間。
あの世界にいる人間が教師だなんて、笑える。
『……何か?』
自分で自覚していたよりも、低い声が出る。
鳥肌が、立つ。



