黒狼と猫の総長様





そう言った私に、顔を上げて驚く女達。





『と、友達でいいんですか!?』







……舎弟の方が迷惑よ。





『……別に』






『なら、私達と友達になって下さい!』






そう言って笑う女達を見て、ため息をつく。






『……勝手にして』





私がそう言うと、笑った女達が、名前を言っていく。






『……よろしく』






うるさくなった周りを見て、聞こえないように、そう呟いた。








その時、体育館の扉がまた、勢いよく開く。






また、来たの。





そう思い、体育館の扉に視線を向ける。




そこには、多少怪我をしながらもほぼ無傷な夜猫達が立っていた。






『……やっぱり、壮一の予想は、合ってたのか』





そう言いながら私に近寄り、腕を引っ張って自分の眼の前に立たせる黒髪。






『……何か』







『……お前の負けだ。



仲間に、なれよ。


黒狼』









そう言ってニヤリと笑う黒髪を見る。






『……狙ってた、のね』






そう言って敬語君を見ると、苦笑いを浮かべる敬語君。






『……いつから』







『……ん?』






『いつから、気づいてたの』






そう言って敬語君を睨みつけると、一歩引いてまた苦笑いを浮かべる。






『今、さっき、だよ』






代わりに答えたのは、なぜか黒髪だった。