黒狼と猫の総長様






『私といたら、嫌われるわよ』





『そんな事気にしません!!!



てゆーか、今回の事で、みんな、黒羽さんの誤解溶けてますっ!!!!』








誤解?


なにを誤解してたんだか。





『………あの、ダメですか?』





そう言って私を見る女に、なぜか冷たくできなかった。





『……勝手にして』





私の言葉に顔を輝かせた女は、本当っ‼︎⁉︎と、満面の笑みで私の顔を覗き込む。






『……ええ』





元気な子。





まるで、あの双子みたいな、ね。






『あの、黒羽さん』






夕華と名乗った女と話していると、いつの間にか私の周りに人だかりが出来ていた。






『……何』






それがいつも文句を言っていた女達だとわかり、冷めた目を彼女達に向ける。






『ご、ごめんなさい!』







またもや頭を下げ始めた女達を見て、固まる。






……また、何事。





『私達、貴方の事なんて考えずに、文句ばかり言って、あの、許してなんて言いません。




本当に、すいませんでした!』







リーダー的な女がそう言って頭を下げると、周りの女もまた頭を下げ始める。






……何これ。




何かの、宗教?




『私、別に、気にしてないから』





まぁ、正直言って、文句なんて気にするタイプじゃない。




そんな事でいちいち謝られても、逆に困る。






『……え?』