黒狼と猫の総長様






『………何で』







頭を下げられる意味が見つからない。






『黒羽さんのおかげで、男達、倒れたから……。



助けてくれて、ありがとう!!!』






当たり前のように頭をさげる女の頭を上げさせる。





『……別に、貴方のためじゃない』





『それでも、ありがとうなの!』





そう言ってニコニコと笑う女を見て、私の口角も上がる。






『変な女』





そう言ってクスッと笑うと、女が顔を赤くして慌てる。




『く、くくくくく……』





く?





『……何。



落ち着いて』





私の言葉に深呼吸をした女が、私の両手をつかみ、顔を見上げる。





『黒羽さん!



私と、友達になって下さい!!!!!』







『……は?』





なに、この子。




正気?