黒狼と猫の総長様





『ビンゴ〜!!! やっぱり人がいたゼェ』




……キモい。




『ヒャハハッ‼︎‼︎


校舎内に誰もいねぇからヨォ?
探しましたぜ、生徒さん』





目の据わってる男が、金属バットを肩に担ぎながらゆるゆると近づく。




先生達が、私を除く生徒を守るように立ちふさがった。





……まぁ、私、その中にいないしね。





海斗とルキが、私に心配の視線を送る。



それに気づかないふりをして、男を見つめる。





……クスリ、やってる。





男が近づいた瞬間に香るクスリの匂いに、思わず顔をしかめる。




クスリのせいで視界が狭いのか、男は私に気付かず生徒達に近づく。





『お〜これは先生様。


可愛い生徒を守るつもりですか〜〜⁇

ヒャハハッ‼︎ なら、大事に守っておけヨォ?』




気持ち悪い話方。



間の伸びた声。




すべて、体が受け付けない。