ー夜猫(愛哉)サイドー
『おい、本当にここかよ?』
デカい門を目の前に唖然とする皆。
ボクもだけど。
『……ここですよ。
凄いお金かけてますね』
『…………でかい』
『『凄いおっきーねっ!!』』
上から総長の翔
次に副総長の壮一
で、幹部の琉
同じく幹部のボクと弟の愛斗
ボク達は、全国No.1と言われる夜猫。
勿論喧嘩は素手だし、薬とかもしてないよ?
根っからの正統派なんだっ!
んで、今日から今目の前にある学校に通うんだけど……。
多分この門6mはあるよね?
すごい高さ……。
『取り敢えず、入ろう』
翔の言葉に賛成し中に入る。
中に入った瞬間ボク達に向けられる、様々な視線を見て、ため息をつく。
好意の視線
妬みの視線
驚愕の視線
憧れの視線
尊敬の視線
多種多様、とは、まさにこと事なのかな?
……今この地位にいるボク達を女はブランドのようにみて。
男はボク達に勝てれば全国1になれると夢見る。
ボク達は……いや、ボクは、かな?
ボクはそんな女と男が嫌いだ。
勿論、みんなは好きだよ?
夜猫の皆と先代の方はね。
いくら無視しても無視してもはなしかけ続けてくる女。
君達はスカンクとパンダから生まれたんでしょってぐらい臭いしケバい。



