ー夜猫(壮一)サイドー
彼女、黒羽玲彩さんが眠りに落ちた後、案の定質問攻めにされた。
『『壮君! 関わらないなんて、何考えてるの⁇ 僕達、レーちゃん気に入ったもん。
関わらないなんて、無理だよ⁉︎』』
……愛哉と愛斗はそう言うと思っていましたよ。
『俺が、考えなしに賭けなんてするはずないでしょう?』
まぁ、ある意味、賭けてはいるんですけどね。
『どういう意味だ?』
……これは、予想以上に、俺のとった勝手な行動に対して、総長が怒っていらっしゃる。
そんなに気に入ったんですね、あの子。
『12日後、この学校に、毒蛇と黒虎が攻めてきます。
それを、利用するんです。
きっと、彼らは俺達と行動している玲彩さんをつかまえるでしょう。
そこで、条件を持ち出す。
助ける代わりに、情報を。と。
もしも、自分の手で玲彩さんが逃げれた場合、玲彩さんはそれ程の実力がある、喧嘩慣れしている人物です』
『壮、君……。
相変わらず、黒いね』
苦笑いを浮かべながら聞く愛斗に笑いかけ、真面目な顔に戻る。
『前半は良い。
問題は後半だ。
喧嘩慣れして族に入っていない女』
総長が言いたいのは、どうやってそいつを見つける? ってことだろうけど。
目星は、付いてるんだよね。



