『……玲彩⁇』
ぼーっとする私を不思議に思ったのか、首をかしげながら私の名前を呼ぶ琉。
さっきも思ったけど、琉の素って、可愛いよね。
不覚にも可愛いものに弱い私はすぐに落ちそうになってしまう。
『玲彩さん、俺と、勝負しませんか?』
そう言ってメガネを押し上げながら笑う敬語君。
……勝負?
それは、私にもメリットが存在するの?
『勝負方法と、賭けの内容。
私にメリットがある時点で、受ける』
何をやっても、負けない自信があるから。
『勝負の内容、ですか。
簡単に言えば、俺は、貴方の秘密を探ります。
貴方は、俺にばれなければ良い』
『……それだけ?』
『はい』
『内容は?』
『負けたら姫に。
勝ったら、もう二度と、関わりません』
……バレなければ、関わらない。
『……期限は?』
『14日』
そう言って口角を上げる敬語君。



