『……玲彩様、今日このパーティーは、あなたが婚約者を決めるという目的のパーティーですよね?』
そりゃあ、作戦上その方がやり易かったから、そんな目的で主催したんだよね。
『……そうね』
『ですから、婚約者を発表しないと、来賓された方々が納得いかないと思うんです』
『……え?』
月夜の言っていることが衝撃的すぎて、思わず即答で聞き返してしまう。
驚いたのは私だけではないようで、後ろにいた皆も驚きの声を上げる。
『玲彩様。あなたが決めたんですよ?』
私を見て、月夜がニヤリと笑う。
……この作戦に反対しなかったのは、月夜も何か隠して企んでたって事か。
『……企みましたね?』
私と同じことを思ったのか、月夜にそう言って苦笑いを浮かべる壮一。
そんな壮一に、口角を少し上げて答えた月夜は、私が今まで見た中で、1番悪い顔をしていると思う。
『何を企んでるの? 月夜』
『ですから』
私の言葉にニッコリと笑いながら紙をくしゃっと丸める月夜は。
『婚約者、発表しましょうか。玲彩様』
さらりと、そんな爆弾発言を言ってのけた。
『……な、え!?』
『良いですよね? 玲彩様』



