黒狼と猫の総長様





琉。





私は汚い、噂通りの女だから。








噂とは違う意味だけど。


汚い事に変わりはないし、それを否定するつもりもない。








琉の頭を撫でていた手を離して立ち上がる。







『……玲彩』








『私は、仲間にはならない』







私の名前を呼ぶ琉を睨みつけて、そういう。








『分かったなら、もう二度と、わたしに話しかけてこないで』







冷たい声でそう言い放ち、そのまま屋上からでていく。







これで、諦めてくれるはず。







琉は、女嫌いだったから、あいつらのストッパーになっていた。








だけど、その琉がああ言ったって事は、止まる理由がないってこと。





止まる理由がない人たちほど、怖いものはないからね。






琉を置いて教室に戻ると、双子が私に駆け寄ってきた。






『『琉は!?』』






『……置いてきた』







そう言ったわたしに目を見開く双子。