黒狼と猫の総長様





この世界は、輝いて、美しいものだけがあるわけじゃない。




お金や、自分の欲にまみれ、汚い事に手を出す人間がたくさんいる。




そんな人間は、自分の事を隠蔽する。



権力、金があるものが、世界を制する。





誰かが、そんな事を言っていた気がする。





『玲彩』




そんな顔、しないで。




『……翔にも、手伝ってもらうから』




そう言って笑う私を見て、翔が口元に笑みを浮かべる。




『……大丈夫だ、お前なら』




……何も、言っていないのに。


私の気持ちがわかるのか、なんなのか。




翔には、いつも驚かされる。




『……壮一』




『なんですか?』




『……終わったら、イチゴオレ奢ってよ』





そう言った私に、壮一がにっこりと笑う。




『もちろんですよ。

何本でも、奢ります』




始めてみよう。



仲間を助けるための、パーティーの準備だ。