バレないようにため息をつき、伸ばしてきた男の手を掴む。
『……は?』
『誰があんたらなんかに』
そう言いながら、強く男の手を引き寄せる。
『好きにさせるか!』
そのまま一本背負い。
背中を強く打ちつけ、唸る男を見下ろし、手についた砂を払う。
『……1週間。待ってやろうと思ったけど。
ここまでされちゃ、黙ってられないの』
そういって、男達と女達に向かって、挑発的な笑みを浮かべる。
『私が黒狼って事。
忘れたとは言わさないわよ?』
きっと今、私は黒い笑みを浮かべていると思う。
そんな事を考えながら、リボンを外し、ボタンを外して胸元を緩める。
『……ほら。
スカートだなんてハンデあげてるんだから。
せいぜい、楽しませてよね?』
私に面倒事を仕掛けてくれた分、お返しはしっかりもらわなきゃ、ね?



