黒狼と猫の総長様





『あんた達、出てきなさい!』



女がパチンと指を鳴らすと同時に、周りから男達がゾロゾロと出てくる。






……これは、計算外。



まさか男達を使うなんて。



反撃しなきゃいけないじゃないの。




『本当に黒羽玲彩じゃないかよ!』



『痛い事はしないからさー、な?
楽しもうぜ?』



『そうそう。好きだろ? そういうの』




そういった3人を筆頭に、私を囲んで男達がにじり寄ってくる。





……誰が好きなのよ、こんな事。




ふざけるのも、大概にして欲しい。





『……少し、早いけど、いいわよね?』





わざと、少し大きめの声を出す。




『玲彩ちゃん?

ヤル気になってくれた?』





何を勘違いしたのか、男が嬉しそうそういう。




『やっちゃいなさい、貴方達!』




女の声を引き金に、男達が私に向かって手を伸ばしてくる。





……1週間どころか、決めてから4時間。





ダメだったか。やっぱり。