『……玲彩』
『ん??』
私の袖の裾を引っ張り、何か手紙のようなものを差し出す。
『これ、玲彩の靴箱に入ってた』
靴箱?
……朝の手紙?
それ、全部回収したはずなんだけど……。
『有難う』
一応礼を言い、琉から手紙を受け取る。
……本当、何なんだろう。
皆に見えないように手紙を開いて、文字に目を走らせる。
______
今日の昼休み
体育館⚫️裏に来なさい‼︎
______
……何だろう、この⚫️。
不自然だよね?
……まさか、表と裏を間違えたとか?
そんなこと……あり得る。
この前の、馬鹿の人ならあり得る。
手紙を閉じながら、窓の外を見てため息をつく。
やっぱり、面倒なことが続く。
早めに対策を取ろう。
どうせなら、1週間。
それ以上は我慢できない気がする。
……ああ、私じゃなくて、皆、がね。



