黒狼と猫の総長様




『『良いの⁉︎ ありがとう!』』




ニコッと、満面の笑みを浮かべた2人が、私の手から飴玉をとる。




……へぇ。



愛哉はオレンジ

愛斗はグレープ





手元に残ったイチゴの飴を見て、納得する。





『……翔、食べる?』



イチゴ飴を差し出し、翔を見る。




『いらねぇ』




そうか。



じゃあ、私が食べよう。



『『レーちゃん、イチゴ好きだよねー?』』




『……え?』





愛哉と愛斗の言葉に、首をかしげる。




『なんで知ってるの』



『お前、初めて会った日、イチゴオレ飲んでただろ?


しかも、昨日も空のイチゴオレが机の上にあったしな』




……やっぱりか。



『……イチゴ、取らなかったのはワザと?』





『『そうだよー!』』



『まぁ、オレンジの方がボクは好きだしね』

『僕も、グレープが好き!』


『俺、イチゴたべれない』





あーうん。


だろうね。


翔がイチゴ食べれなそうなのは、見て分かる。