黒狼と猫の総長様





『……なんだろうね』



クスッと口元に笑みを浮かべて言う私を、怪訝そうに見る2人は、





『……仕返しが、楽しみ』





そう言った私から、一歩遠ざかった。




『『レーちゃん、怖いよ?』』



『……怖い?』



何が怖いんだろう?

普通の事を言っただけなのに。





『……どうかしたのか』




愛哉と愛斗の言葉に首を傾げていると、いつの間に来たのか、翔が椅子を引きながら言った。




『……何もない』




『『訳ないよ!』』





言い切った私の言葉のあとに、続けるように叫ぶ愛哉と愛斗を見て、眼を細める翔。




『玲彩』


『……何』



私の名前を呼んで、翔が立ち上がる。