ー玲彩サイドー
朝、登校して靴箱を開けると、中から大量の手紙が出てきた。
……また。
1つ1つ確認し、間違えがないか探す。
……というより、前回の人と同じ人なのか判断する。
人の字の区別ぐらいはつくしね。
『……違う人か』
鹿馬の人を思い浮かべ、1人苦笑する。
さすがに馬鹿を間違える人、そうそういないよ。
それも、イジメという場面で。
大量にある手紙を近くのゴミ箱に入れ、かろうじてある上履きを履く。
……いつか、この上履きもなくなるだろうから、新しいの、買っとこう。
そう考えながら1人で歩き、教室にたどり着く。
何も考えずに扉を開けると、頭に何か当たり、目の前が真っ白に染まった。
……黒板、消し?
下に落ちたものを見て、ため息をつく。
逆に、幼稚すぎてそれをやろうと思う勇気もすごい。
『あの、大丈夫ですか?』



