黒狼と猫の総長様





『姫さんって、やっぱ翔さんに似てるね』



そう言って笑う真に、玲彩が目を見開く。





『……私?』




……困惑してる。



『玲彩、あいつの言うことは聞かなくて良い』




そう言って、玲彩から愛哉と愛斗を引き剥がす。




『『意地悪、翔君!』』




『……もう充分だろ』




これでも結構我慢している方だ、何て、な。




『そうだ! 来週のパーティーには参加するかい? マイハニー!』




ニコニコと笑って、玲彩にそう言う城間。




『……いくわけない』




そんな城間に、目を細めて答える玲彩。





『玲彩さん、今日、倉庫きますか?』




『行かない』



壮一の言葉に苦笑いをする玲彩を見る。


……何か、有るのか?





『玲彩、大丈夫か?』



『……何が』




いつもと違う雰囲気の玲彩に、そう声をかける。



……何か、隠しているような気がする。