黒狼と猫の総長様





『玲彩、教室戻るぞ』




『……分かった』




少しして熱が治った後、玲彩の方を向いてそう促す。




『『レーちゃん待ってよ〜!!!』』



俺の後ろを歩く玲彩に抱きつきながら、愛哉と愛斗が叫ぶ。





……この2人、叫ぶの好きだよな。



『……玲彩、俺も行く』


『俺も行きます』




玲彩の隣に駆け寄る琉と、その隣を笑いながら歩く壮一。



『姫さん、俺、置いてくの?』


『姫さんって言い方、どうにかならないの、真』


『待ってくれマイハニー!』





そんな俺達……主に玲彩に後ろから3人が声をかける。



……三馬鹿で良くないか、この3人。




『……置いてくよ』




そんな3人を振り返り、立ち止まってそう言った玲彩。