黒狼と猫の総長様





そう言って笑った玲彩から、思わず顔を逸らす。




『……翔⁇』




後ろで玲彩が首を傾げている気がしながらも、頑なに背を向ける。





……絶対、今、顔赤い自信がある。



『『翔君もしかして、照れてる⁇』』





ニヤニヤしながら俺の顔を覗き込む愛哉と愛斗を睨みつける。





『……へぇ? 翔が……。流石玲彩さんですね』





『……珍しい』




壮一と琉もそれに乗り、ニヤけ始める。




『翔さん??』


『翔でもそんな顔するんだ』


『照れてるのかい⁉︎』



後の3人までそれに乗って、俺の顔を見てニヤニヤする。




『……珍しい?』





私も見る。と、俺の顔を覗き込もうとする玲彩から、慌てて顔を逸らす。






『……翔⁇』




声色に疑問を含めた声で俺を呼ぶ玲彩。






『……見るな』




『……そう』





頑なに顔を逸らす俺に、諦めたのかそう返した玲彩。