黒狼と猫の総長様





好きなところ、ね……。





『……さぁな』





『それ、インチキですよ翔さん!』



誤魔化すように笑った俺を批判する真。



……仕方ねぇだろ。






好きなところしか思いつかない、なんて。



言える訳がない。





『……保は?』


いつの間にか消えていた保に気づき、真に聞く。




『保なら、先に行きましたよ?』



『……そうか』




あいつもあいつで、自由人だからな。




『……お前ら、3人。似てるな』



そう言った俺を見て、真が驚いた顔をしたあと、笑う。






『……本当だ、同じこと言いますね! 姫さんと』




……そう言われても、玲彩が言ってるのを聞いてないからな。





分からねえよ。