黒狼と猫の総長様






『『翔君ー! 入っていーい?』』




先に着いたらしい愛哉と愛斗が、扉の前で俺に向かって叫ぶ。




『……待て』




あの2人だけで入らせたら、何か起こすに決まっている。





『真、保、城間。お前ら、置いて行くぞ』




未だにじゃれ合っている3人に声をかけて、琉と壮一と愛哉達のところに向かう。






『……そっくり』






後ろから、真のそんな声が聞こえて振り返る。




『何がそっくりなんだ』



『……姫さんと、翔さん。


同じこと言ってたので。

置いて行くなんて言いながら、待ってくれてるところも似てるな、と』









玲彩と俺が?




『冗談やめてくれよ、真。


マイハニーがこんな奴に似ているだなんて』






『どういう意味だよ』




真の言葉に反論した城間の頭を殴り、睨みを効かせる。



マイハニー、マイハニー煩いんだよ、城間。