黒狼と猫の総長様





……似てる。





『……1つ、いい』




『何でしょう?』




クスリと笑い、立ち上がりながら聞く新名。



タイプは違うけど、やっぱり、似ている。







『……白狐に、保と城間いる?』




私のその言葉に、一瞬驚いたように目を見開いた新名が、感心したように頷く。





『凄いね、流石姫さん』





やっぱり、ね。




『……別に。似てる、の、雰囲気が』





その暴走族特有の雰囲気が。




でも、それでも疑問がある。





翔達が、保と城間のことを知らなかったこと。


……保については、翔は例外だけど。



保と城間が、知り合いじゃなかったこと。




この2つ。





『夜猫の傘下はね、俺ら以外に無いんだよね。


だから、そこまで大きい会合を開く必要がなくてさ。



俺が、夜猫の倉庫に行って状況を伝えるだけなんだよね。


だから、俺以外の幹部である保と城間の事、夜猫の人達は知らないんだよ。



保と城間については、遊んだんね、きっと』






……成る程。




とりあえず、分かった。




保と城間にはムカついたけど。




『……翔達は、貴方の事は分かるの?』






『そりゃあ勿論。


結構仲もいいしね』




その割に、私がいる間一回も来てなかったけど。