黒狼と猫の総長様





……嫌だ。




皆と居るときは組の事しか考えなくてよかった。


それに、皆も上の人間のはずなのに、そんな素振りを見せなかったから。



……楽だったのに。





『……確かに、そうだね。


マイハニーの言う通り、汚い人間ばかりだけど!


マイハニーが来てくれなかったら僕は何をしにパーティーに参加するんだい!?』




その声に顔を上げて、顰めてみせる。




……本当、煩い。





『『レーちゃんのストーカーさん』』






1人で話し続けている城間の肩を叩き、愛哉と愛斗が笑う。





『『煩いよ。静かにしてね?』』






さっきの女を追っ払った時と同じ。




愛哉と愛斗にはこんな一面もあるのか。





さすがにビビったのか、それ以降喋らずに教室から出ていく城間。





……まさか、だけど。






『このクラスに来ること、無いよね?』





私の言葉に、その場の空気の温度が数度下がった気がした。





『……無い、よね?』





確認のためのその言葉に、誰も肯定しない。




保までもが、顔に苦笑いを浮かべていた。