黒狼と猫の総長様





『そんなもんで、脅しが聞くとでも?』




『思ってねぇ』




『なら』



『だが、あいつは違うだろ?』






ニヤリと加藤が笑ったかと思うと、俺に、拳銃が向けられる。




『……二丁かよ…』




それも、二丁。




『俺は、言ったよな?



お前の大切な奴を殺すって』




そう言って、加藤がニヤリと笑い引き金に手をかける。




『やめろ、加藤』





『よーく見ろ!


お前のせいで、また、人が死ぬぜ?』




『やめろ!!!』




『……あの世で兄貴と仲良くやれよ。



夜猫総長』






そう言って、加藤は引き金を引いた。





……こんなところで死ぬのかよ、俺は。




銃声が響くなか、そんなことを考える。




体は、動いてくれない。