黒狼と猫の総長様




ー琉サイドー




『……弱い』




ボソリと、聞こえないように呟きながら殴りかかってくる男たちを倒していく。




……突っ込む集団、間違えたかな。




ここは、どう考えても弱い。




クスリに頼ってる奴らなんて、カス同然だ。





『……クスリの集団、か』





そんなのやったって、俺には勝てないのに。




ナイフやら金属バットやら鉄パイプやらを意味もなく振り回す男達。





楽しくない。





もっと、強い奴を出せ。





『……君、強いね』





俺の心の声が聞こえたかのようなタイミング。




そのタイミングで、男が俺に声をかける。




その男を見た瞬間、周りの男達が、震え、青ざめて後ずさっていく。





……へぇ?




強いんだ、こいつ。