黒狼と猫の総長様



『頭良さそうなのはっけーん……。


俺、体力勝負なんだけどな』




声のほうを見ると、あぐらをかいて座る男。





見るからに、頭が悪そうな筋肉の塊みたいな男。




『……あなたが?』




『そ! 俺がリーダー!

お前ら頭も良いのに喧嘩もできるんだなー』




そう言いながらニヤニヤと笑って俺らを見る男。





何か、企んでいる?




ハッと、気がつき、後ろを振り返る。




『……っぶな…!』



俺が避けると同時に、俺のいた場所に金属バットが振り下ろされていた。





『……敵は、2人のようですね、海斗さん』




『みたいだな。


俺、そっちの金属バットやるから。

壮一、お前はそっちの筋肉の塊を相手にしろ』




そう言って、海斗さんがニヤリと笑う。




『……わかりました』




後ろは、任せても大丈夫だろう。