黒狼と猫の総長様




ー壮一サイドー




『おらぁ!』



叫びながら金属バットを振り下ろす男を殴り飛ばしていく。




……金属バットしか見てない。



さっき見たときには、確か、ナイフも、鉄パイプもいたはずなのに。




『……海斗さん。

どうやら、ここは金属バットの奴らの集まりっぽいです』





近くにいた海斗さんに、そうつたえる。




『どういう事だ?』




『多分、こいつらは金属バットしか使いません。


愛哉と愛斗がいるところの集団は、鉄パイプ。


翔と玲彩さんの集団は、ナイフ。



このように分かれているかと』





海斗さんを見ず、次々と襲いかかってくる金属バットから身を交わす。





『成る程な。


じゃあ、この金属バットの奴らをまとめる奴がいるって事か?』





『そうだと思います』




『なら、そいつを探すしかない、な!』




バキッと音がするほど強く殴られた男が、倒れ、辺りにはほぼ居なくなっていた。





『どんだけ倒したんですか、海斗さん』




『お前もなかなかだぜ?

俺半分』



そう言ってニヤリと笑う海斗さんに口を開いた瞬間、強い殺気を全身で感じ取る。